
ネオではなく独自のニュースタイルな中華料理
中華立波/Chinese restaurant Tachinami
「食堂・洋食・町中華など名店での修行経験を持つ料理人が手がける、町中華という枠には収まらない、定番中華から遊び心あるオリジナルメニューも魅力の、進化し続ける中華料理店。」
松陰神社前は、ここ数年で多くの飲食店が新規出店をしています。そんな中、昨年オープンしたこの立波は、若い兄弟が切り盛りする中華料理店です。
「町中華」と呼ぶには少しもったいない
料理を担当する弟さんの経歴が面白い。菱田屋、キッチンマカベ、荻窪の啓ちゃん。食堂、洋食屋、町中華と、ジャンルをまたいで修行を積んできた人です。それゆえに、このお店を「町中華」とひとことで言い切ってしまうと、ちょっとニュアンスが違う気がします。大衆的な価格帯なのは確かなのですが、THE町中華なメニューもあれば本格的な四川料理もあり、「にくにんにくにく」なんて遊び心たっぷりの名前のメニューまであります。(「ニラーララメレーン」という謎メニューwもありこれは未食)


かといって、どこも似たり寄ったりのネオ町中華と呼ぶにはそれらとは一線を画します。あくまで料理にフォーカスし、王道の町中華に学び、独自のフィルターを通してアウトプットされたメニューたち。
カテゴライズしにくいお店というのは、オリジナリティが高い証拠。
火入れの技術が確かなお店
何度か足を運んで思うことは、このお店、火入れが丁寧だということ。特にレバニラ。レバーはちょっとの油断で固くなるか、あるいは生っぽさが残るか、どちらかに転びがちな食材ですが、ここのは絶妙なところで仕上げてあります。レバーの鮮度も良いのでしょう、臭みがなく、かつしっかりと火が通っていて、食感もやわらかい。町中華のレバニラというよりも、きちんとした中華料理店の一皿という印象です。

オムチャーハンは名物とされているだけあって、チャーハンの炒めはもちろんのこと、オムレツの「とろとろ具合」はお見事!卵を崩したときのシズル感も素晴らしい。

「にくにんにくにく」は要するに生姜焼きのにんにく版なのですが、名前のふざけ具合に反して味は真面目。ただし笑っちゃうくらい味は濃いので、ご飯もお酒も最高に進みます。

焼売は肉々しい餡でジューシー、タバスコで食べるのが立波スタイル。

その他のお料理もどれもハズレなしでとても美味しいです。







もはや松陰神社の超人気店
グランドオープンから1年にも満たないお店ですが、すでに昼も夜も行列が絶えない超人気店となっています。このお料理のクオリティとボリューム、それでいてこの価格帯とくれば、繁盛して当然だなと思います。
そして何よりもこの若い兄弟やスタッフさんの接客というかサービスというか、店に充満する爽やかで心地よい空気感が最高で、純粋に応援したくなるお店なのです。

料理も行くたびに進化を遂げていて驚かされるので、この店がどこまで上り詰めていくか楽しみで、いちファンとして末長く定点観測していきたいと思っています。
店舗情報
中華立波/Chinese restaurant Tachinami
東京都世田谷区日本、〒154-0023 東京都世田谷区若林3丁目17−5 1階
