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半世紀を焼き続ける背番号

半世紀を焼き続ける背番号

野球鳥

焼鳥・鳥料理1,000〜3,000円
福岡県福岡市

創業から半世紀を超えた老舗焼き鳥店で、メニューがすべて野球用語という唯一無二のコンセプトと、元プロ野球選手の現役店主が焼く大判豚バラが名物の一軒。

コンセプト商品ホスピタリティ空間価格
本当は教えたくない間違いない
最後の晩餐に
2026年5月29日訪問

でぶグルメライターくりしん@福岡

飲食業界

株式会社キッチン

AFTER THE RAINCEO

でぶグルメライターくりしん@福岡

野球鳥で「シングルヒット」4本から試合開始

やっぱ博多の焼き鳥といえば「ブタバラ」やね。

福岡市中央区警固、上人橋通り沿いに「野球鳥」という焼き鳥屋がある。1975年創業だから今年でちょうど52年目。創業者の縄田洋海さんは1970年に西鉄ライオンズに入団した元プロ野球選手で、80歳になった今もホークスのユニホーム姿で焼き場に"登板"している。

野球鳥の外観

メニュー表を眺めながら試合開始を待つ

店に入って座ったら、メニュー表を隅から隅まで読むのが流儀だ。「人工芝」が酢キャベツ、「ブルペン」がトイレ、「キャッチャーミット」が灰皿。野球用語で統一されていて、頼むものが決まっていても目が離せない。

店内の野球用語メニューボードとサイン色紙

肝心のブタバラは「シングルヒット」。なぜこの名前かを縄田さんに聞いたら「よく出るけん」と一言だった。名付けの哲学としてはシンプルすぎるが、まあそれでいい。「刺殺プレー」はねぎま豚(140円)の名前で、こちらは理由がわからない。自分の耳で聞いてみてほしい。

アタマからかぶりつくしかない

いつもどおり全部で20本、シングルヒットは4本頼む。ブタバラは最初に出てくるのが博多の焼き鳥の流儀で、そのチャームポイントでもある。

来た。縦10センチ横5センチの大判、アブラがじんわり浸み出して艶やかだ。全体を愛でて、裏もきちんとチェックしてから、アタマからかぶりつく。ハグッ。アツアツの肉、噛むと噴き出すアブラ。「コーチ」つまり瓶ビール(500円)で流し込む。

メニュー表とブタバラ串

ブタバラ(シングルヒット)アップ

ちなみに縄田さんが焼くと塩は「控えめ」、ベテランの辻利之店長が焼くと「いい塩梅」になる。同じ食材でも焼く人間が違えば味が変わる、というごく当然の事実を、ここでは毎回実感させられる。

ホークスユニホーム姿で焼き場に立つ縄田さん

もう1球、投げてくる

食べ過ぎ飲み過ぎた。「試合終了」、つまりお勘定を頼もうと口を開きかけたら、縄田さんがこちらを見ずに一本新しい串を火にかけていた。80歳のユニホーム姿に、何も言えなかった。21本目を受け取った。

やきとりお持ち帰りの案内を持つ縄田さん

店舗情報

野球鳥

焼鳥・鳥料理1,000〜3,000円

福岡県福岡市日本、〒810-0023 福岡県福岡市中央区警固1丁目1−23

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