
トラック屋台から始まった伝説のトッポッキ
チョポットッポッキ ホンデイホジョム / 조폭떡볶이 홍대2호점
「1986年屋台発祥のトッポッキ専門店で、辛みと旨みが際立つ本場の味と現地スタイルを体験できる一軒。」
弘大の路地で、繁盛している店を見つけた。看板を確認するより先に、人の流れがそこへ向かっているのがわかった。トッポッキの店のようだった。ちょうど小腹が空いていて、席も間もなく空きそうだったので、少し待って入ることにした。
注文はキオスクで行う。タッチパネル式の自動決済端末機で、韓国のファストフードではほぼ標準の仕組みだ。トッポッキ、おでん、キンパを選んだ。
1986年から続く味の正体

トッポッキが運ばれてきたとき、色を見て少し身構えた。日本の韓国料理店で何度か食べてきたトッポッキは、私には甘すぎた。甘みが前に出すぎて、途中で飽きる。だからあまり好んでいなかった。
ところが、口に入れた瞬間に様子が違った。甘さではなく、辛さと旨みが先に来る。ベースのヤンニョムが何層にも重なっているような奥行きがあって、食べる手が止まらない。餅の火入れも均一で、外がわずかに締まりながら中はやわらかく、タレをしっかり絡み取っている。
隣の席の人がキンパをトッポッキのタレにつけて食べているのを見て、同じようにやってみた。キンパ単体では穏やかな味わいだが、タレに浸けると輪郭がはっきりして、別の食べ物になる。タレの旨みがそれだけ強いということだ。
食べ終わってから調べて、初めて知った。この店は1986年、トラック屋台から始まっている。インターネットが存在しない時代に、口コミだけで人を集めてきたということになる。その事実が、あの味の納得感をさらに強くした。
タレより先に語るべきスープの話
おでんは、日本のものとは構造が異なる。練り物が串に刺さった状態で提供される。そしてスープは、紙コップを自分で持っていき、自由に注いで飲む形式だ。
そのスープがわずかにピリ辛だった。だしの輪郭がはっきりしていて、飲み干しても重くない。トッポッキの辛みで上がった体温を、このスープがちょうど整えてくれる。セルフサービスの仕組みも、食べながら自分のペースでスープを補給できるという点で、ファストフードとして理にかなっている。
週3回通いたいという話
このクオリティの仕事を、ファストフードの価格帯と回転で出し続けていることが、どれだけ難しいかはわかる。タレの配合、餅の仕込み、おでんのだし、どれか一つが崩れれば全体の印象が変わる。それが崩れていない。
1986年からトラック屋台として始まり、今も弘大で人が並んでいる。業態が変わっても、人が集まる理由は変わっていないのだろう。日本でこの仕事をファストフードとして出せる店があるなら、週3回は足を運ぶと思う。それくらいの水準だった。
店舗情報
チョポットッポッキ ホンデイホジョム / 조폭떡볶이 홍대2호점
ソウル特別市麻浦区 弘益路6キル 38
